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【デザインテーマ】カジュアルな内装設計のカラーコーディネートとアイデア

自然体で自由度の高いカジュアルな内装設計は、子どものいるファミリー層を中心に幅広く支持されています。「こうしなければならない」といった堅苦しさから解放されたカジュアルな内装設計デザインで、楽しく居心地のいい室内空間を実現しましょう。カジュアルな内装設計において重要となるのは、室内の印象を決定づけるカラーコーディネートです。この記事では、カジュアルな内装設計でおすすめのカラーコーディネートとアイデアを詳しくご紹介します。
◎カジュアルな内装設計デザインとカラーコーディネート
カジュアルな内装設計デザインとカラーコーディネートファッション用語としてよく耳にする「カジュアル(casual)」という言葉には、「何気ない」「くだけた」「くつろいだ」といった意味があります。カジュアルな内装設計とは、気取らず自然体でいられ、かつ「楽しさ」がベースにある内装デザインをいいます。時節やトレンドに応じたアイテムを適宜取り入れることで、シンプルでありながらカラフル、ポップな雰囲気を演出し、飽きの来ないフレッシュさを保てるのが特徴です。
 
カジュアルな内装設計には「こうしなければならない」という定型や堅苦しさがなく、あくまで親しみやすさや快適さを意識した自由な組み合わせを楽しめるデザインのため、子どものいるファミリー層だけでなく幅広い層に人気があります。室内のアクセントとして柄やビビッドカラーの家具什器を設置したり、暖色系や高明度・高彩度の色で内装設計をまとめてみる、お気に入りのアイテムを部屋の中心に据えるなど、自由度が高く遊び心を盛り込んだ内装設計を実現できます。
 
カジュアルな内装設計において重要となるのがカラーコーディネートです。内装設計デザインにおけるカラーコーディネートの黄金比率は、ベースカラー・メインカラー・アクセントカラーをそれぞれ70%・25%・5%といわれています。ベースカラーは、床や壁、天井など、内装設計で最も広い面積を占める部分の色合いです。マンションであれば、床・壁・天井の色はあらかじめ決められていますが、数種類から選択することもあり、またリフォームの際には最もコストのかかる部分でもあります。室内空間の大部分を占める壁や天井などには、ほかのカラーと組み合わせやすいオフホワイトやアイボリー、ベージュなどの配色が多く見られます。床にはライトブラウンやミディアムブラウンといった茶色系が一般的ですが、重厚感や高級感を与える目的でダークブラウンを選ぶケースもあります。
 
メインカラーはインテリアのメインとなる色で、カーテンやブラインド、ラグやソファといった面積の大きなアイテムのカラーがこれに当たります。室内空間の雰囲気を決定づけるために重要ですが、ベースカラーとの相性も考慮して検討する必要があります。アクセントカラーは、内装設計デザインにおいてアクセントとなる色合いです。対象となるアイテムの面積は小さいながら、室内全体の雰囲気を一変させる重要な役割を果たします。あくまでも内装設計にメリハリを加える目的のものなので、ベースカラーやメインカラーとは一線を画した反対色や鮮やかな色などがおすすめです。このように内装設計におけるカラーコーディネートは、室内カラーのバランスやデザインの統一性、組み合わせ効果、さらに機能性や暮らしやすさなどを考慮したうえで決定すると良いでしょう。
 
カジュアルな内装設計は、居住空間だけでなく、店舗としても効果的なデザインです。たとえば飲食店、美容系のサロン、雑貨やファッションアイテムなどの物販店、ジムやクリニックまで幅広いジャンルの店舗にフィットします。取り扱っているアイテムやカラー、バリエーションなどに応じて内装設計を工夫すれば、スタッフのイメージを印象付ける、リラックスを促すといった効果も期待できます。
◎内装設計をカジュアルにするためのアイデア
内装設計をカジュアルにするためには、居住・店舗いずれの目的であっても、心を落ち着けてくつろげる空間づくりが大切です。ベーシックなカラーや素材とアクセントとなる部分とのメリハリをつけ、気持ちよく過ごせる内装設計デザインを検討しましょう。
○オープン収納で生活感を出す
シンプルなデザインやクラシカルな内装設計では、こまごまとしたものをなるべく隠すことで室内を広くすっきりと見せるものです。しかしカジュアルな内装設計デザインでは、日常が垣間見えるような雑多なオープン収納にすることが、かえってアクセントになります。キッチンや洗面所、バスルームなど、使用頻度の高いアイテムが多い部分の内装設計にオープン棚を取り入れれば、おしゃれながら機能性の高い空間デザインを実現できます。
○床や壁に木目調を取り入れる
床や壁に無垢材など木目調のデザインを取り入れた内装設計は、落ち着きをもたらすリラックス効果があります。白を基調とした内装設計やデザインであれば、薄めの木材を使用することで室内空間の広さを強調できますし、ダーク調の木目材を使用すれば高級感のある内装設計デザインにできます。室内デザインのアクセントとして壁面にウッドパネルなどを取り付けるのもおすすめです。
○お気に入りのアイテムやインテリアを取り入れる
「こうしなければならない」といった決まりのないカジュアルな内装設計では、室内にお気に入りのアイテムを取り入れる方法もあります。好きな小物、本、アイテムをあちこちにちりばめて空間デザインのアクセントにし、カジュアルな内装設計の持つ「楽しさ」を前面に押し出してみると良いでしょう。
○クロスをポップな色や柄ものにする
アクセントウォールやアクセントクロスは、内装設計デザインの雰囲気をガラッと変えるアイテムとして注目されています。室内空間のデザインに合わせて、雰囲気の違うカラフルな色やパターン柄などのクロスをアクセントとして取り入れることで、室内空間におしゃれさやオリジナリティを演出します。また室内を明るく広く見せたり、温かみや高級感を与える効果も期待できます。
○家具什器や照明をアクセントにする
居住空間や店舗において、家具什器や照明も内装設計デザインの一部といえます。家具や什器、照明はそれぞれを好みで選ぶだけでは統一感がなくなってしまうため、ベースカラーを中心として室内の雰囲気にフィットするものを選ぶことが大切です。店舗やオフィスの場合には、内装設計と合わせて什器デザインも依頼することで、室内空間の全体を通した統一感が生まれます。
◎内装設計をカジュアルにするメリット・デメリット
内装設計をカジュアルにするメリット・デメリットカラーコーディネートや独自のアイデアを取り入れたカジュアルな内装設計にも、それぞれメリットとデメリットがあります。メリットはやはり自由度が高いことです。「こうしなければいけない」といった決まった形がないため、内装設計のことはよくわからないという初心者にも難易度が低く、自分の好きな色や柄、アイテムを取り入れて自由に内装設計を楽しめるのが魅力といえます。ゆったりとくつろげる空間デザインを実現できることから、おしゃれな店舗やサロンなどとの相性が良く、オーナーの個性や好みを出したオリジナルの内装設計も可能になります。
 
一方デメリットは、メリットに通じる部分でもありますが、自由度が高すぎるがゆえに選択肢が多いことです。好きなものを自由に組み合わせられるからこそ、内装設計のコンセプトやテーマをはっきりさせておかなければ、統一感のない雑多な空間デザインになってしまう恐れがあります。カジュアルな内装設計にする場合には、ベースカラーはシンプルなものにしてメインカラーやアクセントカラーの部分で個性を出すといった形で、色や柄と空間とのメリハリを考えることが大切です。また、室内デザインのまとまりや統一感とともに、空間の過ごしやすさや機能性も考える必要があります。
◎カジュアルな内装設計の施工事例
当社で実施した、カジュアルな内装設計の事例です。壁や床、天井などのベースとなる部分と、室内に置く家具什器などの色や柄とのバランスや統一感を考えた内装設計・デザイン設計になっています。
〇代々木オフィスラウンジ
カジュアルな内装設計の施工事例 代々木オフィスラウンジ代々木駅近くのオフィスにて、ラウンジのインテリア設計、グリーン設計と内装設計、デザインを行った事例です。グリーンは日々のお手入れが大変なため、内装設計のベースとして人工のフェイクグリーンを据え、ポイントとなる部分にのみ生きた植栽を織り交ぜました。メンテナンスしやすくリラックスできる空間デザインに仕上がっています。カジュアルな内装設計のポイントとして、鮮やかな赤のソファーを取り入れることで、落ち着きのある中でも元気の出る雰囲気を実現しています。
〇月島オフィス
カジュアルな内装設計の施工事例 月島オフィス中央区月島にある倉庫利用ビルを不動産再生事業として、1棟リノベーションの全改修を行った事例です。依頼主である広告デザインを手がける企業さまのご意向を伺い、物件選びから現況調査、内装設計・デザイン設計と施工まですべての工程を当社で担当しました。1階部分にはバーカウンターを設置することで従業員が寛げるスペースをデザインし、さらに外装も一新することで、もともとが倉庫ビルだったことを感じさせない意匠性の高い内装設計のオフィスを実現しています。
◎まとめ
カジュアルな空間デザインの実現には、ベース・メイン・アクセントそれぞれの室内におけるカラーバランスとともに、ゆったりと寛げる空間であること、過ごしやすく機能的であることを意識した内装設計が大切です。自由度が高いがゆえに組み合わせによってはまとまりのないデザインにもなってしまうため、鮮やかな色や柄を取り入れる際には、とくに注意が必要です。当社では、お客さまのご希望やご要望に応じたデザインテーマの内装設計を承っておりますので、お気軽にご相談ください。

【デザインテーマ】カジュアルな内装設計のカラーコーディネートとアイデア