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コラム

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光を取り入れたオフィスデザインの効果とポイント

光そのものをオフィスデザインのひとつとして意識的に取り入れるなら、そこでしか得られない体験や企業の個性を視覚的に伝える空間をつくりだすことができます。ただ作業をするためだけの場ではなく、空間の質を高めるオフィスデザインを実現します。自然光の入り方をデザインしたり照明との融合を計算するなど、取り入れ方は実にさまざま。この記事では、オフィスデザインに光を取り入れることで得られる効果や方法についてご紹介します。

◎オフィスデザインに光を取り入れる目的

オフィスデザインに光を取り入れる目的

オフィスデザインにおいて、空間の雰囲気や心地よさ、快適さなどをつくり出すために、光は重要な要素となります。ただ空間を明るく照らして作業を可能にするためだけでなく、オフィスデザインの一部として活用することで、ほかにない独自の空間を演出できます。もちろん、照明器具の選択もオフィスデザインの大切な要素のひとつです。しかしそれに加えて、光そのものをどのように空間に取り入れるかという視点が、オフィスデザインに深みをプラスします。

そのように光をデザインとして活用している建築物は、数多くあります。日本を代表する建築家である安藤忠雄が設計した光の教会は、有名な例のひとつです。コンクリートの壁一面に十字の切り込みが入れられており、そこから漏れ出す光によって十字架を表すというデザインにより、空間を美しく神秘的に演出しています。また海外には、ジャン・ヌーベルが設計したアラブ研究所の事例もあります。この建物は、建物一面の窓に取りつけられた機械装置が自動で開閉し、内部への光の入り方を調整することで変化する表情を演出しています。

光は、ただなにかを照らすための照明としてではなく、それ自体をデザインとして取り入れることで、神秘的な演出や不思議な体験を生み出せる要素となります。オフィスデザインにおいても、自然光を活用したり時間帯によって表情を変えるなどの工夫をすることで、広がりのある豊かな空間を演出できます。

◎光がオフィスデザインに及ぼす効果

光がオフィスデザインに及ぼす効果

オフィスデザインに取り入れる光は、空間全体の印象や質、オフィスで過ごす人の意識や体など、多岐にわたる範囲に影響を及ぼします。オフィスは長時間滞在する場所であり、作業効率や生産性の向上だけがオフィスデザインに求められているわけではありません。リラックスしてコミュニケ―ションをとりやすく、ここで仕事をしたいと思えるような、居心地のよいオフィスデザインが重視されています。とくに、オフィスデザインに自然光を効果的に取り入れると、空間の快適さや居心地のよさにつながります。

自然光が入るオフィスデザインは、1日のなかで明るさや色味が変化します。この自然光の変化は、サーカディアンリズムと呼ばれる人の体内時計に深く関係しています。サーカディアンリズムは、睡眠や起床、食事のタイミングなど、体の機能に影響を与える生体リズムです。日中は明るく夜になるにつれて暗くなる自然光の変化が、このリズムを正常に整える役割を担っています。そのため、自然光が不足したオフィスデザインでは、体内時計が乱れやすく集中力の低下や疲労感などにつながる可能性があります。

オフィスデザインにおいて明るさも重要な要素となります。JIS規格では、事務作業を行うデスクの明るさとして、昼の太陽の明るさと同じ程度の750ルクス以上を推奨しています。とはいえ、ただ明るければいいというわけではありません。少ない明かりでの作業も目に負担をかけますが、反対に光源の近くや強い照明のもと長時間過ごしていると、パソコンからの明かりも加わって疲れの原因になる場合もあります。作業するための明るさを確保しつつ身体への負担をおさえるためには、自然光を活用しながら適切な照明を組み合わせることが大切です。

さらに、光の色温度に配慮したオフィスデザインによって、空間の雰囲気を演出することもできます。やわらかい明かりや暖色系の照明は、自然とリラックスできる雰囲気をつくり、寒色系は集中力を高めます。光の当て方や配置などによって、空間の奥行きや広がりをもたせるオフィスデザインも可能です。オフィスデザインで光を効果的に活用し、上品でスタイリッシュな空間を演出するなら、空間の質を高めます。このようなオフィスデザインは、企業のブランディングとしても効果的です。企業のコンセプトに合わせて取り入れたりロゴデザインの見せ方に自然光を用いるなら、企業の個性を視覚的に伝え、ブランドイメージの向上につながります。

◎光をいかしたオフィスデザインの方法

光をいかしたオフィスデザインの方法

オフィスの場所や窓の数などによって、自然光の量や入り方などが異なります。自然光を最大限に取り入れるガラスを活用したり、自然光に合わせて適切な量や種類の照明を配置すれば、自然光をいかしたオフィスデザインが形になります。

〇ガラスの活用

オフィスデザインに自然光を取り入れるために効果的な方法は、ガラスの活用です。とくに、間仕切りとして透明ガラスのパーテーションを使用すると、オフィス全体に自然光を行き渡らせ明るくするために役立ちます。たとえば、オフィスとミーティングスペースの間仕切りやエントランスとの間仕切りなどにガラスを使用できます。窓から離れた場所にも自然光が届きやすくなり、明るく開放的なオフィスデザインとなります。とはいえオフィスデザインでは、プライバシーの確保も重要です。パーテーションの一部をすりガラスにしたり、必要に応じて透明と不透明を切り替えられる調光ガラス導入するなら、プライバシーも確保できます。ガラスを活用したオフィスデザインは、内装のおしゃれなデザインを視覚的につなぎ、空間の一体感を高める効果もあります。

〇自然光を活用した空間演出

自然光を引き込みつつ照明で明るさを補うなら、より洗練されたオフィスデザインをつくりだせます。このようなオフィスデザインでは、自然光の移り変わりを意識してデザインに取り入れます。たとえば、オフィス内に天窓設けて自然光が降り注ぐようにすると、時間の流れや季節の変化をダイレクトに感じさせ、豊かな表情のあるオフィスデザインとなります。窓際にグリーンを配置して、木々を通してさし込む木漏れ日のような光を演出して、自然を感じる空間をつくりだすことも可能です。また壁紙の色選びも、自然光の活用に重要な要素となります。自然光を反射したり拡散しやすい明るい色合いや、自然光と調和してあたたかみを感じさせる淡いクリームやベージュなどを選ぶなら、空間全体が明るく心地よい印象になります。

〇自然をモチーフとした照明

照明技術を活用したオフィスデザインにより、自然光のなかにいるかのような体験をつくりだすことも可能です。たとえば、自然光のように調光できるLED照明は、光の色温度や照度を時間によって自動で調整できる機能を備えています。日中は青白いさわやかな照明で、夕方になるとあたたかみのあるオレンジ色に変化するといった演出が可能です。無線で調光を制御できる照明を導入すれば、より柔軟に活用できます。また、自然光が降り注ぐような演出をほどこしたオフィスデザインも注目されています。天窓のようなデザインの照明や木漏れ日のような模様を映し出す照明、雲のすき間から漏れる光を演出した照明などがあります。このような照明は、視覚的な心地よさや独自の雰囲気のあるオフィスデザインをつくりだします。

〇自然光と照明を融合させる

オフィスに入る自然光に合わせて、適切な照明を選んで配置し明るさを補うことも大切です。照明器具にもさまざまな種類があるため、特徴に合わせて組み合わせ、空間を演出します。天井に埋め込むタイプのダウンライトは、空間全体に均一な明るさを提供します。角度調整が可能なタイプであれば、サインやアートを照らすためにも使用できます。そのように特定の対象物を際立たせるために、スポットライトを活用するのもよいでしょう。天井から吊り下げるタイプのペンダントライトは、形や色、素材によって空間の印象を大きく変えられます。また、間接照明を使って壁や天井に反射させるなら、空間全体に明るさを広げつつやわらかい雰囲気を演出できます。このような照明器具と自然光を融合させることにより、機能的かつ心地よく過ごせるオフィスデザインになります。

◎オフィスデザインに光を取り入れた当社の施工事例

オフィスデザインにおいて光を取り入れる方法はさまざまです。透明なガラスによってオフィス全体に自然光が入るように設計したり、照明と自然光を融合させて独自の雰囲気を醸し出すこともできます。

〇東京都港区オフィスラウンジ

オフィスデザインに光を取り入れた当社の施工事例 東京都港区オフィスラウンジ

港区六本木にある株式会社グッドライフのオフィスデザインに参画しました。オフィス内に設けたラウンジスペースのサイン制作、置き家具、カウンター工事、特注照明器具の制作を担当しています。エントランスサインは、オフィスロゴの一部に彫り込まれた壁からの光が漏れるようデザインし、光を取り入れた独自の演出を施しています。また照明器具として、鏡面仕上げのペンダントライトとカウンター上の3色の照明が広がり融合していく大型のライン照明を制作しました。色の違う照明の重なりを操作し、三原色それぞれの色に見える照明が、手元では自然な色として見えるという仕組みです。このような照明と光の演出を取り入れたデザインにより、シンプルながら不思議を感じる体験につながり、実用的かつ洗練されたオフィスデザインとなっています。海外メディアでも多く取り上げられている、オフィスデザインの事例です。

◎まとめ

オフィスデザインにおける光の選択は、明るく照らすための機能面だけ重視すればよいわけではありません。使用する人にとっての快適さや空間に独自の雰囲気を醸し出すために、オフィスデザインの重要な要素となります。自然光の入り方やそれに合わせる照明をデザインするなら、ほかにはない体験を生み出すオフィスデザインになります。光を取り入れたオフィスデザインにご興味のある方は、当社までお気軽にお問い合わせください。


光を取り入れたオフィスデザインの効果とポイント