コラム
オフィスの内装デザインで成長加速に貢献!ベンチャー企業の活動拠点づくり
◎中央区のコミュニティスペース「人事図書館」内装デザインの事例

東京都中央区の人形町駅から徒歩2分の場所にある、コミュニティスペースの新設プロジェクトは、当社が内装デザインで参画した事例のひとつです。この「人事図書館」は、人事や組織開発に関係する書籍などを含む2,000冊以上の蔵書を備えた、新しいかたちの図書館としてつくられました。図書館でもあり、人事に携わる方が集い研鑽するコミュニティスペースでもある、社会的意義も大きいプロジェクトです。
このプロジェクトで設計デザイナーと共同し、当社は電気設備工事や木工造作工事、床仕上げ工事、造作家具工事などの施工を担当しました。図書館のメインシンボルとなっているBook Treeは、規則性を最小限におさえたレイアウトでかつ、奥行きを持たせた特徴的な書棚です。規格や材料の選定、ビルの特性や強度などを考慮しつつ、空間や書棚のコンセプトを体現できるよう入念なレイアウト調整を行いました。また原状回復時の予算削減を考慮した施工方法により、負担のない予算での内装デザインを提案いたしました。
当社では、この事例以外にもコワーキングスペースやシェアオフィスなどの拠点開設プロジェクトに参画しています。近年、オフィスを構える前段階として小規模なワークスペースを求めるベンチャー企業や、テレワークなどの柔軟な働き方しているワーカーが増えているのが現状です。そのような背景から、複数の企業やワーカーが共有できる拠点の需要が高まっており、当社も内装デザインを通して施設づくりに協力しています。
また、これから起業したり新規事業を立ち上げたりするベンチャー企業のオフィス立ち上げや、はじめてオフィスを拡張移転するケースにおける、内装デザインにも参画しています。ベンチャー企業のオフィスづくりでは、銀行からの融資やクラウドファンティングによって資金調達を行い、予算が限られているケースも多いのが現実です。そのため、クライアントが予算を立てるなかで、状況に応じて施設づくりに充てる費用を都度調整する必要が生じます。そのような場合でも、いくつか予算の異なる内装デザインのプランを用意しながら、寄り添って計画しています。
◎ベンチャー企業向けオフィスの種類

ベンチャー企業が活用しやすいオフィスには、いくつかの種類があります。まず賃貸オフィスは、オフィスビル内の一室を借りて利用するオフィスです。設備や什器を設置して、レイアウトを自由にカスタマイズできますが、必要に応じた内装工事や設備購入、敷金礼金などの初期費用、月々の賃貸費用、原状回復工事費用などが発生します。一方セットアップオフィスは、設備や什器が設置されて内装が整った状態のオフィスです。工事費用などの初期費用がかからない一方で、レイアウトの自由がなくレンタル料が高額になりやすいという特徴があります。また似たような形態として、これまで使用されていたオフィスをそのまま使用する、居抜きオフィスがあります。残されている設備や什器を使用できるため初期費用をおさえられますが、レイアウト変更をする場合は工事が必要です。
さらに、複数の企業や個人が共同でオフィスを利用するタイプとして、シェアオフィスがあります。必要なスペースのみ賃貸でき、必要な什器や通信環境などが揃っているため、コストをおさえて拠点を持ちたい企業が利用しやすいオフィスです。少人数の企業に向いていますが、共有で使用するため、セキュリティのリスクやプライバシー保護などに注意しなければなりません。さらにオープンなスペースとして、コワーキングスペースをオフィスとして利用することも可能です。さまざまな人が利用できるスペースで固定席がないため、異業種の人とも自然とコミュニケーションが生まれます。コストをかけずに拠点をつくれる手法ですが、シェアオフィスと同様にセキュリティリスクへの注意が必要です。
◎ベンチャー企業に最適なオフィスの選び方

企業の形態や成長段階などに合わせた最適なオフィスを選ぶには、考慮すべき点があります。まずオフィスの立地は、選ぶうえで大切なポイントのひとつです。アクセスのよい立地は、通勤しやすく働きやすさにつながるため、優れた人材を確保するために重要な要素となります。また、クライアントや顧客など来客者とのコミュニケーション促進にもつながるでしょう。同業他社や関連企業が多いエリア、ブランド力が高いエリアなどは、ビジネスチャンスやブランディングにも影響します。とはいえ、アクセスがよい立地はコストが高くなる場合も多いため、予算とのバランスをとることも大切です。さらに、オフィスを選ぶ際は、成長に合わせた拡大予測も考慮に入れる必要があります。人員が増えれば、移転や拡大が必要になるかもしれません。オフィスの賃貸契約に制限がある場合、必要なタイミングで移転できない可能性もあります。2年後や3年後の状況を考慮して、オフィス選びに取り組みましょう。
業務内容に適したスペースや導線を確保できる広さも、オフィスを選ぶ際のポイントです。コストをおさえられるオフィスを選んだものの、従業員数や作業内容に適したスペースがなく導線がよくないと、作業効率の低下につながります。人員増加や設備の追加にも対応できるよう、ある程度余裕のあるスペースを確保しておきましょう。また、オフィスのセキュリティも大切なポイントのひとつです。個人情報や企業の機密情報、技術の流出などの情報漏洩は、企業にとって重大な問題に発展しかねません。とくに、複数の企業と共有するオフィスの場合、セキュリティを確保できるスペースや情報を安全に保管できる場所が整ったオフィスを選ぶようにしましょう。
◎ベンチャー企業がオフィスの内装デザインで意識すべきポイント

オフィスの種類や場所が決定したら、内装デザインを検討する必要があります。オフィスの内装デザインは、機能性やデザイン性だけでなはなく、意識すべきポイントがいくつかあります。内装デザインは、ブランディングや従業員の働きやすさに影響を与え、企業の成長加速にも貢献する重要な要素です。
〇企業イメージをデザインに反映させる
オフィスは企業の顔ともいわれており、顧客や取引先に自社のイメージや信頼性を伝える要素のひとつであり、ブランディングにも大きく関係する重要なツールです。とくにベンチャー企業は、創業してからの歴史が浅いため、どのような企業なのかをクライアントにアピールする必要があります。自社のコンセプトや理念、ビジョン、メッセージなどを具現化し、企業イメージを表現するという意識を持って、内装デザインを検討しましょう。企業イメージを反映させた内装デザインは、自社の魅力を高めてくれるため、採用活動で方向性が合う人材の確保にも役立ちます。とくに、エントランスや来客スペースは、来客者の印象を左右する重要な場所です。企業のコーポレートカラーを取り入れた色選びや発信したいメッセージに合わせたデザインテーマを表現すれば、ブランド力を高められます。まずは、どのようなイメージを伝えたいのか、コンセプトを明確にして内装デザインを決定しましょう。既存の設備や内装が残ったオフィスを選択する場合は、企業イメージに合っているかを見極めます。カスタマイズしやすいオフィスであれば、既存の設備をもとに自社のコンセプトを反映しやすいでしょう。
〇従業員の働きやすさや快適さを意識する
内装デザインは、作業効率にも影響するため、従業員の働きやすさや快適さを意識することも大切です。オフィスのデザイン性を重視し過ぎてしまうと、おしゃれであっても従業員が働きにくい空間になりかねません。仕事のスタイルや業務内容に適したサイズの什器を配置し、十分なスペースを確保するなら、作業に集中でき効率がアップします。またカフェスペースを設けるなど、集中して仕事をするスペース以外に休憩できる空間を配置すると、適度にリラックスでき生産性が向上するでしょう。固定席やフリーアドレスなど、社風に合ったレイアウトを取り入れるのも、働きやすいオフィスをつくるうえで重要なポイントです。
〇コミュニケーションを活性化できるレイアウトにする
ベンチャー企業では、ほかにはない新しいアイデアを生み出すために、創造性や発想力などが求められます。アイデアを生み出すために大切なのが、従業員同士のコミュニケーションや交流です。オフィスがコミュニケーションしやすい環境になるよう意識して、内装デザインを検討しましょう。また、目が行き届きやすいレイアウトにするなら、チーム一人ひとりの状況を把握しやすくなります。オープンスペースを設ける場合は、空間を適切に分けるゾーニングも大切です。オープンなエリアとセキュリティスペースや固定席を分けるなら、コミュニケーションを活性化しつつ、集中して仕事に取り組めます。
〇負担の少ない予算計画を立てる
企業したばかりのベンチャー企業は、資金が少なかったり収益が不安定な場合も多いかもしれません。オフィスの内装デザインに充てるコストをおさえて、ほかの分野の資金を確保する必要が生じるケースもあるでしょう。資金を有効活用をしながら、限られた予算内で計画を実現する柔軟性が大切です。オフィス新設時の費用だけではなく、移転時の原状回復などの予算も考慮して、内装デザインを検討します。また、予算に余裕がない場合は、クラウドファンティングなどによる資金調達という選択肢もあります。ベンチャー企業のオフィスづくりでは、金銭的な負担の少ない計画を立て、予算に応じた内装デザインを決めることが大切です。
◎まとめ
当社では、ベンチャー企業のオフィス開設やシェアオフィスなどの拠点開発プロジェクトに、内装デザインで参画した多くの事例があります。新しい企業の成長に欠かせないのがオフィスの内装デザインです。内装デザインはクライアントに向けたブランディングだけでなく、従業員の働きやすさやコミュニケーションの取りやすさにも影響します。企業の成長加速に貢献するオフィスの内装デザインにご興味のある方は、当社までお気軽にご相談ください。