コラム
ビルエントランスの魅力を高める！入居率が改善するリニューアルのポイント
◎ビルエントランスをリニューアルする理由
ビルエントランスをリニューアルする大きな理由のひとつは、ビルの第一印象を変えるためです。ビルエントランスの老朽化やデザインの古さが目立つと、ビルやテナントのイメージが悪くなります。ポジティブな印象を与えられないビルエントランスは健全なビルの運営にも関わるため、リニューアルによるイメージアップが求められます。来訪者に好感を与えられないほか、入居中の企業に勤めている従業員のモチベーションにも影響を及ぼします。
ビルエントランスは、来訪者だけでなくテナントの従業員など、ビルを利用する全員が通るエリアです。訪れた人の視界に真っ先に入る部分でもあり、ビルエントランスはビル全体や入居している企業へ抱くイメージ作りに、強く関係しています。ビルエントランスは、ビルやテナントの第一印象を決定づけるため、企業の顔として機能するブランディングの側面があるともいえます。利用者に好印象を与えるオフィスデザインにするためには、ビルエントランスのリニューアル工事は重要なのです。
リニューアルの対象として、ビルエントランスが取り上げられる理由には、ビルの魅力を高め、入居率の改善を図る狙いも含まれます。ビルエントランスに魅力がないと、入居先を探しているテナントに選ばれません。ビルエントランスは、ビルや入居している企業の顔となり、自社の第一印象を左右するとテナント側も考えているためです。また、ビルエントランスが洗練されていないと、自社の社員のモチベーションが低下する可能性も考えられます。誰もが目にする部分であるビルエントランスを魅力的にリニューアルできれば、目にした人の多くが好印象を抱くでしょう。たとえば、高級な建材を使用しなくても、清潔感があり洗練されたイメージを与えられる内装デザインにすると、印象を大きく変えられます。ビルエントランスのリニューアルによって、自然とビル全体の魅力度やアピール力が高まり、テナントから選ばれるビルに変化するでしょう。
◎ビルエントランスのリニューアル工事でイメージを刷新できる場所
ビルエントランスをリニューアルして印象が変わる部分として、床や壁、天井があげられます。とくに壁や床は、ビルの利用者や訪問者の視界に入りやすく、仕上げ材をリニューアルするだけでも、印象を大きく改善できます。面積が大きい部分に破損やデザインの古さがある場合、古臭さや管理がされていない印象を与えかねないため、注意が必要です。また壁や床、天井の剥がれは、通行人がつまずいたり破損箇所が落下したりして、思いがけないケガをする原因にもなります。適切にビルエントランスの床や壁をリニューアルすると、安全で洗練されたエリアに仕上がるでしょう。
照明や採光も、ビルエントランスのリニューアル工事でイメージを一新するために必要な設備です。ビルエントランスの照明が少なくて薄暗いと、来訪者や利用者に不安感を与えてしまうかもしれません。一方、照明が多くビルエントランスが明るすぎると、落ち着きがなく、せわしないイメージを感じさせる場合があります。また、むき出しの蛍光管や電球は無機質な印象となるため、ビルエントランスのデザインには適さない場合もあるでしょう。ペンダントライトやシーリングライト、ウォールライトなどを組み合わせると、温かみやウェルカム感のある空間を演出できます。
ビルエントランスのイメージを一新する工事では、設置されるフロア案内板もリニューアルの対象です。案内板は訪問者がテナントの場所を確かめられるよう、わかりやすい位置に設置されるため、デザインの古さや破損が目立つとイメージダウンにつながります。ビルエントランスの床や壁をリニューアルして、デザイン性や美しさが増しても、案内板に問題があると、統一感がでません。ビルエントランスのフロア案内板は、見やすさだけではなく、ビルのコンセプトに沿ったデザインや色使いに配慮してリニューアルすると、自然な印象になります。
◎ビルエントランスをリニューアルするときのポイント
ビルエントランスのリニューアル工事を検討する際は、デザインや機能性などのポイントをおさえておくと、ビルの魅力度や満足度を高められるでしょう。また入居率を上げるためにはセキュリティ面に配慮することも大切です。
〇ビルコンセプトに沿ったデザインと統一感を考慮する
ビルのコンセプトを反映したデザインと統一感は、ビルエントランスをリニューアルするときの大切なポイントのひとつです。コンセプトを表現しないデザインだったり内装のミスマッチがあったりすると、ビルの魅力度が高まりません。ビルのコンセプトに沿った壁や床の仕上げ材の素材や色を選択し、相性とバランスを調整すると、統一感のあるリニューアルを行えます。たとえば、ビルのコンセプトに自然が含まれる場合は、木目調の仕上げ材や緑の色調を使用するといいでしょう。緑と相性のよい黒や白、グレーを組み合わせると、まとまった印象のビルエントランスに仕上がります。コンセプトを意識しつつ、デザイン面でも優れたビルエントランスにリニューアルすると、入居率や定着率の改善が期待できるでしょう。1度の工事でビルエントランスを完成させるのではなく、カスタマイズできるようにしておくと、再リニューアルも可能です。
〇利用者の動線やエントランスの機能性に配慮する
ビルエントランスをリニューアルするときのポイントには、利用者の動線やエントランスの機能性への配慮もあげられます。訪問者はもちろん、日々ビルエントランスを利用するテナントの従業員が働きやすいような工夫が必要です。エントランスからホールに入り、エレベーターへ続く通路は、多くの人が出入りしても窮屈だと感じない広さや、通路幅の確保が求められます。また、一目見て経路がわかる視認性のよさも欠かせません。美しさに配慮して配置した植栽やインテリアにも、通行を妨げないような工夫が必要です。また、何もなく無機質なビルエントランスは、新たな価値や可能性を生み出せず、活用の余地がないもったいない空間になってしまいます。たとえば、ビルエントランスに打ち合わせスペースを作ったり、ソファーを設置したりすると、新たな商談のきっかけや交流が期待できるでしょう。ビルの魅力度を上げるためには、ビルエントランスをただの出入口だと考えずに、価値を高める要素と考えてリニューアルすることが大切です。
〇ビルエントランスのセキュリティを確保する
ビルエントランスのセキュリティ性能も、リニューアルするときに確認しておきたいポイントのひとつです。ビルエントランスのセキュリティが強固なビルは、テナントの安心感が高まります。ビルエントランスから出入りする人が、本当にビルの関係者かどうかは容易に判断できません。防犯カメラがなかったり、正常に機能しているかわからないようなカメラを設置していたりすると、テナントは不安になります。ビルの規模が大きくなるほど人の目だけで確認するのは難しくなるため、関係者以外が侵入しにくい仕組みの構築が重要です。防犯や監視設備のリニューアルを検討してセキュリティ面を改善させると、入居者の安心度が増すだけではなく、管理の行き届いたビルとして認知され入居率のアップにつながるでしょう。
◎ビルエントランスをリニューアルした当社の施工事例
ビルエントランスをリニューアルするときは、ポイントをおさえたうえで工事を行うと、印象を一気に変えられます。ビルエントランスが生まれ変わると、ビル自体の魅力度が上昇し、入居率と定着率のアップにつながるでしょう。
〇東京港区大門ビル
港区大門にある築古ビルのビルエントランスリニューアル工事に参画しました。ビルが建ってから年数が経過しているため、デザインや仕上げ材の古めかしい印象を刷新するリニューアルを施しています。ビルエントランスはコンクリート打ち放しのデザインを基本とし、統一感にも配慮しながらスタイリッシュなデザインを選択しました。コンクリートの無機質さが主張しすぎないよう、ほどよい照明の数を検討したうえで、植栽を配置しバランスを調整しています。ビルエントランス全体のカラーであるグレーにマッチする、黒や茶色を使い空間にメリハリをつけました。ビル内の案内表示は見やすさだけではなく、おしゃれさを追求し、スタイリッシュなビルエントランスのデザインとなじむよう設計しています。古い印象を与えるビルエントランスでしたが、現代のテイストに沿った空間に仕上がりました。
◎まとめ
ビルの顔であるビルエントランスをリニューアルすると、ビルのイメージを一新させられます。印象が変わると、入居率の改善も見込めます。入居率アップを目的にビルエントランスをリニューアルするときは、機能性やデザイン性を高めることが重要です。コンセプトにあったデザインを取り入れることで、ビル全体に統一感が生まれます。ビルエントランスをリニューアルして物件の価値を高めたい方は、当社までお気軽にお問い合わせください。
