REM

東京・神奈川・埼玉・千葉などの首都圏で、事務所・オフィス・店舗・住宅の内装工事、移転、引っ越し、デザイン設計、レイアウト作成、中古ビルの不動産再生・リノベーション等、内装屋・外装・改修工事業者、トータルプロデュース会社をお探しなら是非お問い合わせ下さい。

03-5315-0142

コラム

Column

【デザインテーマ】ナチュラルな内装設計をデザインするポイント

ナチュラルな内装設計は、木や植物由来の素材などを多用し、やわらかさや手作り感のある家具や物、アンティークなど人のぬくもりを感じるものと相性が良く、年代を問わず幅広い層に人気のデザインです。シンプルが基本なのでグリーンなどと相性も良く、組み合わせによってオリジナリティの高い内装設計を実現できます。この記事では、ナチュラルな内装設計を作るためのポイントをご紹介します。
◎ナチュラルな内装設計デザインとは
◎ナチュラルな内装設計デザインとは近年、エコ志向やSDGsへの関心が高まっています。内装設計に自然エネルギーを活用して快適な室内空間を実現するパッシブデザインや、断熱・気密・蓄熱・通風などによって環境に負担をかけない自然素材を使ったエコハウスがあります。ほかにも、高断熱と高性能設備、太陽光発電などによって低炭素社会を実現するZEH住宅に注目が集まっています。
 
私たちの居住空間は、自然と密接に結びついてデザインされているのがわかります。ナチュラルな内装設計デザインとは、快適な生活に欠かせない自然をメインに取り入れることです。やわらかさや温かみ、手作り感を表現し、ゆったりと暮らすスローライフの居心地の良さを形にします。自然素材を多く採用した内装設計のため、赤ちゃんやペットとの暮らしにも安心感があり、性別や年代を問わず幅広い層に人気があります。またグリーンとの相性もよく、季節によって変化する植物を取り入れることで、よりリラックスできる内装設計空間へアレンジできるのも人気の秘訣です。
 
内装設計において基本となるのは木材で、フローリングの床や壁、天井や家具・什器などに使用します。木材には、無垢材、複合材の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。無垢材は、自然木だけで加工した木材で、断熱性・保温性に優れており自然のリラックス効果を生み出します。一方の複合材は合板の表面に薄板を貼ったもので、安価で傷がつきやすいものの、デザインが豊富なのが特徴です。それぞれに特色があり、また種類も豊富なので、理想の内装設計デザインにはどの木材が適切かを比較・検討すると良いでしょう。
 
内装設計でベースとなる色は白で、室内全体の清潔感が出る壁などに多く利用される傾向があります。白以外の色では、ブラウン、ベージュ、グレー、グリーンなど、自然界から取った色であるアースカラーを使用しています。インテリアとして柄物を取り入れる場合には、ストライプやチェックなどシンプルなものが選ばれます。
 
ナチュラルな内装設計は主張が控えめなデザインのため、流行や時代に大きく影響を受けにくく、長く住み続けても飽きがこないという良さもあります。アクセントを付けたければ内装設計の装飾や什器、小物などの雰囲気を変えたり、モダンやクラシックテイスト、北欧テイストなどとミックスさせることも可能です。
◎内装設計をナチュラルにするメリット・デメリット
内装設計をナチュラルにするメリット・デメリット居住空間やオフィスの内装設計デザインにナチュラルを取り入れるメリットは、シンプルで飽きにくいため、長く楽しめることがあげられます。白やアースカラーを基調とした色使い、木材を基本とする自然素材を用いて作られるナチュラルな内装設計は、トレンドやブームに流されることのないデザインなので、落ち着いた空間のなかリラックスできます。自然素材を多く取り入れているナチュラルな内装設計デザインは体に優しく、赤ちゃんがいる家やペットを飼っている人にも安心感を与えるでしょう。
 
色使いやデザイン、自然素材のバランスによって開放感が生まれ、自然エネルギーを活用する内装設計にすることで、環境にも優しくSDGsにも貢献できます。内装設計デザインとして無垢材を使用していれば、フローリングであれば30年程度は使えるといわれるほど耐久性が高いのも魅力です。
 
一方で、ナチュラルな内装設計デザインは自然素材を多く取り入れるため、コストがかかってしまう点はデメリットといえます。近年、世界的な建築需要の高まりを背景に木材の価格が急激に高騰する「ウッドショック」が起きており、オフィスや住宅の内装設計デザインに対しての影響は深刻です。自然素材を扱える技術力の高い職人の作業が必要になることから、工期が長くなる可能性もあります。また、自然由来の素材は傷が付きやすく、劣化状況や寒暖差、気候の変化などによって変形・変色することもデメリットのひとつです。快適な居住空間を維持するためには、メンテナンスが欠かせません。
 
木材の変形・変色といった経年劣化は「年を経るごとに味わい深くなる」とも考えられるため、必ずしも悪い側面ともいえません。劣化でありつつ変化でもあり、自然由来の素材だからこそ加工素材とは異なる魅力を楽しめるという意味ではメリットでしょう。
◎ナチュラルな内装設計デザインにするポイント
ナチュラルな内装設計デザインにするポイントナチュラルテイストを内装設計に取り入れる際には、いくつかポイントを押さえておくことで、快適な空間に近づくでしょう。
○内装設計デザインの基本は「シンプルなスローライフ」
ナチュラルな内装設計デザインは、シンプルが基本です。内装設計における装飾は極力抑え、自然素材の持つ温かみや木目が際立つようなデザインに仕上げることで、ゆったりと落ち着きのあるスローライフを実現できます。フローリングの床の木目を目立たせることで、やわらかさや清潔感を演出します。内装設計をナチュラルなデザインとして統一させるために、室内に置く物をできる限り減らすとよりおしゃれです。たとえば、ウォークインクローゼットやキッチン収納、壁面収納などを設けることによって物を隠せるので、生活感を出さない内装になります。
○フローリングに無垢材を採用する
自然素材を多く取り入れているナチュラルな内装設計デザインには、フローリングに無垢材を使うのも良いでしょう。フローリングとしてよく使用される無垢材として、パイン材、クリ材、ヒノキ材、オーク材などがあります。パイン材はマツの仲間で、節が多くやわらかいことから加工やデザインがしやすく、フローリングのほかに家具などにも多く使用される木材です。新しい状態の木肌は白っぽいですが、経年劣化によって飴色に変化します。
 
クリ材は耐水性や耐久性が高く、家の土台や線路の枕木などとして古くから使用されている木材です。硬くはっきりした木目をしており、収縮や膨張の狂いが少ない特徴を持っています。ヒノキ材は、いわずと知れた日本特産の高級材です。やわらかく弾力性があり、耐水性・耐久性・耐湿性が高い特徴があるほか、美しい光沢を持っており、香りにはリラックス効果や抗菌作用があります。オーク材は、日本ではナラと呼ばれる種類の木材です。木目がはっきりと出るため、切り出し方によって多様な模様を楽しめます。
○色に統一感を出す
ナチュラルな内装設計に使用される自然素材は、同じ種類であっても色合いや雰囲気がそれぞれ異なるものです。ひとつひとつのデザインがおしゃれでも、複数を組み合わせることで色や木目に統一感がなくなってしまうと、内装設計全体のバランスが悪くなってしまいます。フローリングをはじめ、扉や窓枠、天井、カウンターなどの木目を統一し、色の明るさやトーンを揃えていくことがポイントです。
○内装設計のデザインにアクセントを付ける
フローリングだけでなく、板張りの天井やアクセントウォール、塗り壁や木製の什器などに自然素材のアイテムを取り入れることで、内装設計におけるナチュラル感がアップします。木材の色や模様によって印象が大きく変わるため、変化をつけたデザインで開放的な空間を演出できます。扉や窓などに付ける建具として、自然素材にマッチしたアイテムを選ぶのもひとつポイントです。
○自然や緑を感じられる空間づくり
ナチュラルな内装設計は、太陽光やグリーンとの相性も抜群です。内装設計デザインの際には、太陽光の時間帯や方角を考慮した窓を設置したり、天窓やデッキテラス、屋上など自然の光が感じられる空間を意識すると良いでしょう。日常のなかに自然を感じられる内装設計は、心にゆとりを生み、居心地の良いスローライフ空間を実現できます。
◎内装設計デザインにナチュラルを取り入れた当社の施工事例
ナチュラルな内装設計デザインは、オフィスや賃貸物件などさまざまな空間でも合わせやすいのが魅力です。あたたかみのある心地よい雰囲気を作り出します。
〇秋葉原オフィス/東京
内装設計デザインにナチュラルを取り入れた当社の施工事例 秋葉原オフィス/東京千代田区秋葉原へのオフィスの新装移転において、内装設計から施工までトータルプロデュースを行った2020年の事例です。居抜き物件のため、そのまま使える部分を残しつつ執務室や会議室を新設し、木調のクロスや塩ビタイルを用いたナチュラルテイストで温かみある内装設計デザインをご提案しました。間仕切りには意匠性の高い鋼製サッシを採用し、ぬくもりがありながら洗練されたデザインのワークスペースを実現しています。
〇渋谷オフィス・ギャラリー・カフェ/東京
内装設計デザインにナチュラルを取り入れた当社の施工事例 渋谷オフィス・ギャラリー・カフェ/東京渋谷区神南にある公営企業所有の遊休築古の2階建て木造建築を、賃貸物件としてリノベーションした事例です。リノベーション工事中、イベントプロデュース会社様が1棟借りで飲食兼ギャラリーへ改修工事を行うことが決定し、当社では引き続き内装設計から施工まで担当しました。元々は細かく小部屋に間仕切りがされた間取りになっていましたが、構造にかかる柱や梁を残しつつ不要な壁面を撤去することで空間に大きな抜きを作り、目線の通る広々とした空間を実現しています。既存の木造建築の味わいを有効活用しつつ、外部にはオーニングやウッドデッキを新設するなど、自然との共存を重視した内装設計を心がけました。壁の撤去工事の際には、当社の提携する大工と緊密に連携して構造調査を行い、耐震の補強などにも細かく配慮しています。
◎まとめ
ナチュラルな内装設計デザインは、木材などの自然素材を活用した温かみのあるスローライフ空間を実現できます。自然エネルギーを活用することで環境にも優しく、天井や壁、インテリアなどにアクセントを入れることで、オリジナリティのある自由なデザインにアレンジできることも魅力です。オフィスや住居の内装設計にナチュラルテイストを取り入れたいとお考えなら、当社までお気軽にご相談ください。

【デザインテーマ】ナチュラルな内装設計をデザインするポイント