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コラム

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オフィスデザインとは?こだわりのオフィス内装がもたらす6つの効果

オフィスには、従業員のモチベーションとエンゲージメントを高めるとともに、自社のコンセプトや魅力を視覚的にアピールするブランディングの役割があります。そのカギになるのはオフィスデザインという考え方です。内装に快適な導線やコミュニケーション空間、美しいデザインを取り入れることで、業務の効率化や生産性の向上が見込めます。この記事では、オフィスデザインの意義と、オフィス内装がもたらす効果について解説します。
◎多様な働き方に対応するオフィスデザインの必要性
ニューノーマル時代のビジネスでは、テレワークやABW(Activity Based Working)、ノマドワークやワーケーションなど、働く場所を生き方に合わせて選ぶスタイルが浸透しつつあります。そのためオフィスには、従来のように「集まって共同作業を行う場」としての機能だけでなく、多様な働き方や生き方のニーズを満たす、開かれたワークスペースとしての機能が求められています。企業には、従業員の数や事業内容、時代や状況に応じてオフィスレイアウトをフレキシブルに変更し、従業員の「働きやすさ」を確保する必要性が出てきました。多様な働き方に対応してオフィス環境を整えるカギになるのは、オフィスデザインという考え方です。
 
オフィスデザインとは、オフィスの移転やリニューアル、レイアウト変更を実施する際に、機能性やデザイン性を考慮して働きやすいオフィス環境を作る発想です。具体的には、状況把握のための事前調査はもちろん、デザインコンセプトの設計、オフィス内レイアウトの設計からコミュニケーション設計、什器のデザインまで、オフィス内装に関わるあらゆることをデザイン・構築します。従来型のオフィスは、配置や導線などの直接的な機能性のみ重視され、デザイン性や従業員の快適性はどちらかといえば軽視されてきました。オフィス内装にこだわることは「コストが掛かる」「売上に直接つながらない」など否定的な意見が多く、そのためオフィスは長らく画一的で閉鎖的な空間になっていたのです。
 
しかし多様な働き方が普及した現代において、オフィスはただ単に「働く場所」という位置づけだけでなく、従業員同士がコミュニケーションを取るなど「つながり」を意識したり、企業のブランディングを高める場所になっています。テレワークなどが普及し通勤しない人が増加した現在だからこそ、オフィスとは従業員が「あえて通勤したい」と思えるような存在でなければなりません。そして洗練されたオフィス内装は、従業員にさまざまな良い効果をもたらし、業務やコミュニケーションの円滑なサイクルを生み出します。オフィスデザインは、業務効率化や生産性向上の最適解なのです。
◎オフィスデザインがもたらす効果とは
こだわりのオフィス内装を実現することで、社内外においてさまざまな効果をもたらします。
 
〇ブランディングと従業員の一体感を向上させる
企業が業務を効率化し生産性を上げるためには、ともに働く従業員が同じ価値観を共有し、同じベクトルを向いている必要があります。オフィスデザインには、従業員が自社の文化や強み、コンセプトや理念といった概念的なものを強く意識する効果があります。
 
例えば、自社のブランドイメージを反映した内装を施したり、コンセプトカラーで統一された内装に施工することで、対外的なブランディングの強化はもちろん、従業員のなかに一体感や帰属意識が生まれます。一般的に、企業理念やコンセプトといった概念を声高に叫んだところでなかなか浸透しにくいものですが、オフィスデザインは、ひと目見るだけでその意図を直感的に理解でき、さらに従業員に目的や目標、働く意味までも考えるきっかけになり得るのです。
 
〇コミュニケーションが活性化され作業効率があがる
オフィス内装を検討する上で重要になるのが、従業員の物理的な動きを考慮した導線計画です。移動を妨げないデスク配置、不要なものをさっとしまえる機能的なキャビネット、必要と感じたらすぐに行って使えるコピー機があれば、スムーズな移動によって作業効率が向上します。休憩に立った先にコミュニケーションスペースがあれば、意識せずとも従業員間に自然なコミュニケーションが生まれます。このような活発なコミュニケーションが増えることで、予想外の発見・幸運「セレンディピティ」が生まれ、業務のスムーズな連携や斬新なアイデアの創出、組織のイノベーションにもつながります。
 
導線とともにオフィスにおいて配慮すべきなのが「視線」のデザインです。ふと目に入ったものが集中を高めることもあれば妨げることにもなるため、オフィス内装においては、あらゆる角度からの視線を考慮する必要があります。特に、各スペースの境界にどのようなものを置くかは大切な要素です。境界空間にパーテーションを置くとすれば、どのような内装にするべきか、素材や色、厚みはどうするか、あるいはプランターを置いたり不透明度の高いガラス壁で仕切るのはどうかなど、さまざまなパターンを考慮します。内装デザインの仕上がりによって、従業員の集中度や生産性、モチベーションが大きく変わってくるため、スペースの隅々にまで工夫を凝らす必要があるのです。
 
〇多様な働き方に対応できる
新型コロナ禍の影響などもあり働き方改革が推進されるなか、テレワークやABWなどオフィス以外で働く人が増加しました。一方で、デジタルを活用した業務スタイルにはコミュニケーションの限界を感じ、通勤に戻したという企業、あるいはテレワークと通勤を併用したハイブリット勤務を選択する企業も増えています。出勤する人とテレワークする人、オフィスに出入りする従業員が混在し日々変化する現在のような状況においては、空きスペースをフレキシブルに利活用できるよう内装デザインを工夫する必要があります。
 
例えば、出社率に応じて座席数を増減できる内装や、設備や部屋割をパーティションなどで柔軟に調整できる内装にデザインしておくことで、多様な働き方にも対応できるようになります。働き方の選択肢が増えることによって、従業員に心の余裕も生まれます。
 
〇バランス感覚や発想力、創造性を育成する
クリエイティブ職や開発職に限らず、今や業務を遂行する全従業員に求められるのが、バランス感覚や発想力、創造性です。これらは意識して身に付けようとしても難しいものですが、洗練された内装の施されたオフィス空間で過ごすなんかで視覚的、感覚的に育成され、柔軟な発想が生まれます。これによって生まれたアイデアは、活発な議論のシナジー効果でブラッシュアップされ、生産性や質の向上、業務の効率化、さらには企業の競争力を高めるのです。
 
〇優れた人材を呼び込む
こだわりのオフィス内装は、リクルートの面でも効果を発揮します。従業員にとって就労環境が快適であるかどうかは重要な判断基準の1つであり、デザイン性の高い洗練されたオフィスにはスキルやモチベーションの高い人材が集まる傾向があるのです。また、多様な働き方に対応できるオフィス環境を有していることで企業に対するロイヤリティが高まり、多様な人材を確保できたり離職率を下げる効果も期待できます。
 
〇仕事へのモチベーションが高める
洗練されたオフィス内装は、従業員の満足度を満たし、仕事に対するモチベーションを高める効果が期待できます。個人で作業したいときには集中力を持続できる閉じられたデザインを、活発にディスカッションが必要なシーンでは創造力を刺激する開放的なデザインを提供するなど、それぞれのニーズに応じた空間がオフィスで働く従業員の感覚を刺激し、より意欲的に業務を推進できるようになるのです。
◎オフィス内装を考える際のポイント
実際にオフィス内装を検討する際には、現状のオフィス内装の問題点を洗い出し、改善点を見出すデザイン設計を整えるという段階的なプロセスが必要です。
まずは従業員へヒアリングを行い、現状のオフィスが抱えているリアルな問題点を洗い出します。可能であれば全従業員が望ましいですが、難しい場合でも1つの部署に偏ることなく、全部署にバランスよくヒアリングを行うことが大切です。聞かれた従業員側には「自分たちがオフィス内装に関わっている」という意識が生まれ、エンゲージメントがより高まる効果が期待できます。問題点の洗い出しが終わったら、今後の事業発展計画に基づいた配置や導線、併せて企業コンセプトやブランドイメージを取り入れた内装レイアウトを検討します。
 
オフィス内装において「顔」となるのはエントランスです。そのためエントランスには、コンセプトやコーポレートカラー、ブランドロゴなど、ひと目で企業をイメージできる内容を凝縮したオフィスデザインにする必要があるのです。はじめてオフィスを訪れる人にとっては、エントランスが企業の第一印象となり、今後の取引や売り上げに大きな影響を与えます。また来訪客に対するブランディングになるため、社外に自社の存在感を示し売り上げに貢献します。
 
エントランスやデザインとともに、オフィス什器の選定や配置も内装における重要な要素です。什器は既製品を選定する方法のほかに、オフィスデザインに合わせてオーダーメイドで作る方法もあります。内装に調和するデザインのデスクや座り心地を重視したチェアなど、全体を通して統一感のある什器を選定することが、結果的に従業員のモチベーションを上げ生産性や作業効率を高めます。
◎まとめ
オフィス内装に機能性とデザイン性を兼ね備えることによって、効率性や生産性を高めるだけでなく、ブランディングやコミュニケーションにも効果があります。内装を検討する際には現状の問題点を洗い出し、企業コンセプトやブランドイメージを取り入れたデザイン設計をするとともに、什器にもこだわりを入れることが大切です。こだわりのオフィス内装をご検討なら、当社までお気軽にご相談ください。

オフィスデザインとは?こだわりのオフィス内装がもたらす6つの効果